最近、SNS上での詐欺や怪しいDMが増加しています。「こんなに良い話が本当にあるの?」と思うこともありますが、今回は実際に私のもとに届いた少し怪しいDMについて、やり取りの内容をもとに注意喚起としてシェアします。
※金銭のやり取りの段階でやり取りを終了したため、詐欺の確証があるわけではありませんが、怪しいと感じた点をお話しします。
やり取りの画像は名前、アイコンなどにモザイク処理、シェイプの追加を行っています。
個人を特定するのではなく、注意喚起目的のためご了承下さい。
1. 経緯
私は日々の出来事や趣味の写真をブログに投稿していますが、SNSのフォロワー数や影響力はそこまで高くありません。そんな私に、ある日InstagramでDMが届きました。
そのDMには、韓国の家電メーカーから「無料提供の上、Instagramで投稿をすれば3万円を支払う」という内容が記されていました。影響力のない私にもかかわらず好条件だったため、「ブログが認知されたのかも」と思い、やり取りを始めました。しかし、この時点でいくつか疑問を感じました。
2. 怪しいと感じたポイント
ポイント1. 都合が良すぎる条件
私のSNSの影響力は微々たるものですが、それにしては条件が良すぎると感じました。通常、影響力のあるインフルエンサーやフォロワー数が多いアカウントに向けて提案されるような内容だったため、違和感を覚えました。
ポイント2. なぜ公式アカウントではないのか?
その企業を名乗るアカウントのフォロワー数は19人、投稿は0件でした。通常、大手メーカーの公式アカウントであれば、フォロワー数も多く、過去の投稿もあるものです。公式マークがついていない点も、信頼性に疑問を感じた理由です。
ポイント3. LINEへの誘導
DMでのやり取りの後、LINEへの移動を促されましたが、LINEアカウントも公式マークがなく、不審に感じました。公式であれば、SNS内で完結する場合が多いと考えられます。
ポイント4. 無料提供なのに保証金の要求
やり取りの中で、「送料や商品代金は無料だが、保証金として2万円が必要」と言われました。本来、企業の協賛であれば無料で提供されるはずですし、先にお金を払うのは一般的ではありません。
ポイント5. 商品の価格と保証金の差
「20万円相当の商品に対し、2万円の保証金」という設定も怪しく感じました。商品の価値と保証金の差が不自然で、提供される商品が本当にあるのか疑わしく思えました。
3. やり取りの終了
最終的に、「保証金が必要」という段階で、このやり取りを終了しました。冷静に考えてみると、影響力が少ない私に提案される内容としては不釣り合いで、怪しい点が多かったと感じています。
4. 今回の事例から学んだこと
今回の経験を通じて感じたのは、あまりにも条件が良すぎる話には慎重になるべきだということです。SNS上で企業からの提案を受ける際には以下の点を確認することが重要です:
1. 公式アカウントであるかの確認
2. 過去の投稿やフォロワー数のチェック
3. 第三者の連絡手段(LINEなど)に誘導されないか
4. 保証金や事前の費用要求がないか
まとめ
SNSで「企業協賛」や「スポンサー提案」のDMを受け取った際、すぐに飛びつかず、慎重に判断することが大切です。特に金銭のやり取りが発生する場合は注意が必要です。皆様も怪しいDMが届いた場合は、公式アカウントかどうか、条件が現実的かどうかなどを確認し、冷静に対処しましょう。
読者の皆様が、怪しいDMを見抜く際の判断材料として役立てていただければ幸いです。
コメント