難聴の私の災害備え:スマホの設定と準備してるアイテム

体験談

はじめに

災害時の備えをしていますか?特に難聴の方々にとって、災害時の情報入手や周囲とのコミュニケーションは大きな課題です。本記事では、難聴者として特に注意して準備している点について共有します。

1. 想定している課題

1.1 最新情報の入手が困難

災害時には最新情報をいかに早く得るかが生死を分けることもあります。しかし、街中で流れる警報音は難聴者にとって非常に聞き取りづらいのが現実です。

1.2 周囲とのコミュニケーションが困難

避難所では大勢の人々が集まり、通常は静かな環境が確保しにくいため、コミュニケーションがより一層難しくなります。周囲の雑音の中で円滑にやりとりするための準備が必要です。

2. スマホを使った対策

2.1 緊急速報の利用

緊急速報通知をスマホで受け取るため、「設定」→「サウンドと触覚」→「触覚」から「常に再生」にしておくと、通知が来た際にスマホが振動するため、音が聞こえづらくても気付くことができます。また、「LEDフラッシュ通知」もオンにして視覚的に通知を確認しやすくすることも有効です。

2.2 ニュースアプリの利用

Yahoo! JAPANの天気アプリなどを活用することで、台風や地震が発生した際に通知が届き、早めの対応が可能になります。

Yahoo! 天気アプリのダウンロードはこちら

2.3 こえとらアプリの活用

「こえとら」アプリを使えば、音声の文字起こしやチャット機能、地図でのピン立てなど多彩な機能が利用できます。避難所でのコミュニケーションにも役立つ便利なアプリです。

こえとらアプリのダウンロードはこちら

3. 避難バッグに入れておくもの

3.1 スマホのバッテリーと充電器

非常時には情報源とコミュニケーションツールとしてスマホが欠かせません。普段使い用と緊急時用に計3つのモバイルバッテリーを用意しています。

3.2 メモ帳と筆記具

長期避難が必要になった際、バッテリーを節約するために手書きでのコミュニケーションも可能にしています。雨に備えてジップロックに入れて保管しています。

3.3 ランプ型の照明器具

懐中電灯の他に床に置けるランプ型の照明も用意しています。メモ帳を使ったコミュニケーションの際、手が自由に使えるこのタイプは非常に便利です。

4. 無くてもいいかなと思うもの

4.1 手回し充電器

手回し充電器は一見便利そうですが、iPhoneを充電するのには不向きです。30分の手回しで1%程度しか充電できないため、避難時のストレスを増大させる恐れがあります。その代わり、手回し式の懐中電灯は十分役立ちます。

手回し充電器の検証結果についてはこちら

結論

難聴者が災害に備えるためには、情報の入手とコミュニケーション手段の確保が重要です。

スマホの設定変更や適切なアプリの利用、必要な物資の準備を行うことで、不安を軽減し、いざという時に冷静に対処することが可能です。無駄な負担を避け、必要な備えを最適化しましょう。

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