難聴の私が公共交通機関を使う際に工夫していること

体験談

1. 公共交通機関の利用における難聴の悩み

皆さんは普段、どんな移動手段を利用されていますか?私は主に車で移動していますが、遠出する際には電車を使うこともあります。しかし、難聴である私にとって公共交通機関の利用には様々な困難があります。今回は、私が電車を利用するときに感じた困りごとについてお話しします。

2. 駅での困りごととその対策

音声案内や駅員とのやり取りで感じた難しさ

まず、電車の駅で感じる困難として、ホーム内の音声案内が聞き取りづらいことがあります。

特に西鉄電車の音声案内は人工音声の女性の声で、反対車線の電車が通過しているときなどはほとんど聞こえません。また、改札での乗車変更や払い戻しの際にも駅員さんの説明が聞き取りにくいことがありました。

コロナ禍でマスクを着用していることに加えて、駅内には多くの騒音があるためです。

後ろに他の利用者が並んでいることを感じると焦り、さらにやり取りがうまくいかなくなることもあります。

3. 電車内での困りごとと工夫

車内放送や他の乗客からの声かけについて

電車内でも困ったことが多くありました。まず、電車が走行しているときには車内放送がうまく聞き取れず、目的の駅を乗り過ごしてしまうことがありました。

駅を乗り過ごすと折り返しに時間がかかるため、登下校や待ち合わせがあるときには不安やストレスを強く感じていました。また、他の利用者から声をかけられることもありましたが、雑音が多い中で聞き取れず困ることがあります。

4. 私が実践している3つの対策

Google Maps、スマホメモ、イヤホンの活用法

こうした困難を減らすために、私はいくつかの工夫をしています。

1. Google Mapsの活用

目的地までの経路を事前に検索し、電車の乗車時間や乗り換えの有無を確認しています。経路案内モードを利用することで、他のアプリを使っていても通知を受け取ることができ、乗り過ごしの心配が軽減されます。

2. スマホのメモ機能を利用する

駅員さんに払い戻しなどを頼む際は、事前にスマホのメモに要件を書いておきます。紙に書くよりも素早く伝えられ、やり取りがスムーズになります。また、教えてもらった内容をメモしておけば、後で確認する際にも便利です。

3. 電車内ではイヤホンを装着する

電車内で話しかけられることを避けるため、イヤホンを付けるようにしています。これにより雑音からのストレスを減らすとともに、他の利用者から話しかけられることが少なくなります。

5. こうなってほしい!公共交通機関の改善案

障がい者優先窓口や電光掲示板の導入を提案

私が感じている困難を解決するために、次のような改善があると良いと思います。

1. 駅のホームに障がい者優先の窓口の設置

常に誰かが常駐していなくても、障がい者優先の窓口があれば、駅員とのやり取りがスムーズになり、他の利用者からの視線を気にせずに済むようになります。

2. 電車内への電光掲示板の設置

各車両の真ん中にタブレットのような電光掲示板があると、次の駅の情報や路線図が表示されて便利だと思います。視覚的な情報が増えることで、聴覚に頼らずに安心して乗車できるようになります。

6. まとめと皆さんへの質問

今回は、難聴の私が電車を利用する際の困りごとと、その対策についてお話ししました。また、公共交通機関の改善案として、障がい者優先の窓口や電光掲示板の導入を提案しました。

皆さんはどのような工夫をして移動されていますか?また、こういった改善についてどのように感じるか、ぜひご意見をインスタグラムにて聞かせてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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