今回は片耳難聴だった頃の私の仕事での体験談です。
私は5年一貫校を1年留年して、看護師の資格を取りました。
そしてデイサービス看護師として働いていました。片耳が聞こえることで普通の日常会話は聞き取れます。
では、問題なくやっていけたのでしようか?残念ながら違います。
問題その1.周りが見えていない
1対1での会話は大丈夫なことが多いですが複数人で談話したり、テレビがついていたりすると話している人に集中していないと内容が聞き取れないことがありました。
しかし、利用者さんは1人ではありません。1人の話しに集中していると上司や先輩に呼ばれていても気づかなかったり、聞くことに集中していて危ない瞬間に気づかないことがありました。
なのでよく視野を広く持って周りを見るように言われることが多かったです。しかし、私は不器用だったので視野を広くしないとと思って気をつけると話しをちゃんと聞けていないことという結果になりました。結局どっち付かずで聞くのも周りを見るのも中途半端という1番残念な結果になりました。
しかし、私の失敗はまだ続きます。
問題その2.自分を過信した
周りの理解を得られ、ようやく仕事にも慣れてきた時に給料を上げたい、経験を積みたいと思ってしまったことです。
その考え自体は向上心があっていいことだったのかもしれませんが私は自分の能力を過信していました。
その結果、病院に就職してもうまくいきませんでした。スタッフさんとの関わり方が良くなかったのもあると思います。私もいっぱいいっぱいでしたから。
そして病院を退職後、最初とは別の介護施設に就職するもそちらでも上手くいかず退職。
周りに理解してもらう努力や見えないところで私を助けてくれていることをしっかりと認識できていなかったのだと思います。
問題その3.私はこんなに頑張ってるのに‥
私は難聴があるのになんでそんな風に言われないといけないのか、手伝ってくれないのかと考えていました。
障がいがあるので仕方ない部分もあるとは思いますがそれを理由に怠けていてはいけなかったと反省しています。
しかし、時すでに遅し、問題なかった左耳にも難聴が発生し、精神的にも疲弊して看護師を辞めることにしました。
まとめ
障がいや不調があってもそれが迷惑をかけていい理由にはなりません。私は気づくのが遅かったと思います。
生まれつきの難聴をある意味盾にして出来ない自分の言い訳にしていたんです。その結果人間関係を上手く築けず、周囲の不快にしてしまったわけです。
- 自身の障がいを理解してもらう努力を怠った
- 周りの協力に気付けず、自分を過信してしまった
- 障がいを盾に自分の中で正当化していた
以上3点が私の看護師として働く中での失敗した点だと思います。
しくじり先生ではありませんが私の体験談が同じ様な失敗をしないように参考にしてみてください。
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