難聴者と聞いて皆さんはどう思いますか?
大変そう、音楽などの趣味を楽しめなさそうと感じる方もいると思います。
では片耳が難聴と聞くとどうでしょうか?
片方聞こえてるから大丈夫、全く聞こえてないわけじゃないからよかったのでは?と思われるかもしれません。
ですが片耳難聴の人は両耳の難聴とは違う点で苦労することがあるのです。
今回は生まれつき右耳に高度難聴、25歳で左耳が中等度難聴になった私の体験談を書いていこうと思います。
私は生まれつき片耳が難聴でしたが小さいころは特に困っていた記憶がありません。外で普通に遊んでましたし、授業にも参加していました。
トラブルが発生する様になったのは思春期あたりですね。
中学、高校と進学すると環境が変わり、新しく知り合う人も増えていきます。
聞こえていなくて反応しなかったことを無視していると思われることもありました。
片方がちゃんと聞こえることで普段の会話は成立しますから余計に誤解を与えてしまったんだと思います。
また、相手の話を聞こうと思い、顔を近づけすぎてしまい、嫌がられたりすることもありました。
あとはやっぱり聞き返されるのが面倒と思わせてしまったのかもしれないですね‥
中学、高校と大きくなるにつれて外で遊ぶというよりはショッピングモールやレジャー施設に行くことが多くなりました。そういった場所だと周りから色んな音がずっとしているからなのか、人が多いからなのか聞き取りの精度が悪くなるんですよね。
今にして思えば鬱陶しかったのではないかと反省しています。
ですが当時は私も15歳とかですからみんなで出かけたいと腰巾着というか金魚のふん状態でそれで嫌がられて相手が自分を除け者にすると考えていたわけです。
25歳になって思いますけど自己中心的だったと思います。
その自己中心性が尾を引いて今でも人との関わり方を間違えることは多くあります。
やはり、耳が悪かろうとメンタルが弱かろうと自分で上手に世の中に溶け込んでいける様努力しようと思いました。
ですが、難聴への理解が少しでも世の中に広がる様に、また難聴がある人とが少しでも気持ちが楽になる様にこれからも体験をブログにしていけたらと思います。
今回は片耳難聴だった頃の経験とその経験から私が思ったことをシェアさせて頂きました。
身近に難聴の方がいてもなかなかその経験を聞く機会はないと思います。
少しでも難聴への理解が広まったり、難聴者へ関心を持ってもらうきっかけになればいいなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。